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砕蔵のバイク遍歴 [オートバイ]

スズカのカチバトルは中止になったね砕蔵ですコンバンハ(´・ω・`)

鈴木氏と土屋氏のGT300ガチバトルは、マシントラブルの為中止になったそうですね。
久し振りの鈴木亜久里の真剣勝負、楽しみだったんでが残念です。

さて先日のバイク教室参加で、自分のバイク歴を振り返ってみたくなりました。
私がバイクに乗り始めた時は既に、忌々しい免許制度のおかげで上限400ccまでしか許されませんでした。
まぁその範囲内でも、国内各社には魅力的なバイクが数多く存在していました。
特に人気があったのは、CBR・FZR・GSX-R・GPZ-Rと言ったところでしたかね。

そんな恵まれた世間の中で、私もバイクの世界へ足を踏み入れました。

最初に手に入れたのは、コイツです。

ヤマハ DT-1

DT-1.jpg

1968年式で既に15年以上前のポンコツ、意味も分からずに購入www
当時スポーツタイプはレーサーレプリカへ移行する途上でしたが、何故今トレールなのかと今考えると実に謎です。
こんなスタイルですから、何処だって走れる感いっぱいでした。
実際、何処に行くにも気兼ねすることは有りませんでした。
当時の250ccは35psが普通でしたが、コイツはたったの18.5psでした。
それでも全然不足だとは感じませんでした、実際使いこなすテクニックなんて持ってなかったんでしょうね。
自転車が最大の移動手段だった田舎者のボクが初めて手に入れた戦闘機、何だか無性にうれしくて用も無いのに走り回りました。
コイツとの別れは意外にあっさりしていて、急な登攀でスロットル全開にした途端マフラーから後方に何かを発射した。
その後は物凄い爆音を発し続け、ブローしました。
修理もしようと思ったのですが、部品が揃わなくて手放すことになりました。
所有期間は、3ヶ月でした。

周りからも変なバイクに乗ってると、奇異の目で見られていた。
これで普通になると、みんなは安心したことでしょう。

その後に手に入れたのが、コイツだ。

カワサキ 350SSマッハⅡ(S2)

350SS.jpg

当時は上野はバイク街と呼ばれ、駅を出れば数えきれないほどの中古バイク店が並び在庫バイクも見放題でした。
何日も掛けて街中を周り、沢山のバイクを見て回ってコイツを購入した。
1971年式の初期型で、白いタンクにレインボーラインがご機嫌でした。
同じ車検のあるマシンなら、KH400の方が新しいしイイんじゃねとか言われたけどタマムシみたいなKHのタンクは好きじゃなかった。
マルチ全盛の時代に、あえて2ストを選んだ。
この時期既にクルマのエンジンは全て4スト、バイクも4ストマルチDOHCが全盛でした。
単純なメカニズムで軽量な2ストには、バイクでしか乗れないという信念のもと2ストで個性的なマシンを選んだ結果である。
多気筒化が進みバイクもDOHCの4気筒な高性能マシンが人気でしたが、2スト並列3気筒の変則スペック。
実際、コイツは一癖も二癖もあり乗っていて飽きなかった。
350ccで45psという馬力は一見普通でしたが、その爆発的な加速は他とは別物に感じた。
事実はポジションの関係だったらしいが、すぐに地面からサヨナラする前輪を捻じ伏せながら走るのは操っているという勘違いを伴い満足感があった。
コイツに乗っている頃にバイク仲間も出来て、よくツーリングにも行った。
ボクとしても珍しくマイナーバンドのファンにもなった時期で、度々コイツで新宿のライブハウスまで首都高使って通った。
コイツのリアタイヤはお世辞にも信頼感の高いものでは無く、コーナーでバイクを寝かすにも腕力が必要でした。
ライブ後に興奮して首都高ぶっ飛ばしたとき、コーナーで外足荷重足りなくてインから最外路肩までバンクしたまますっ飛んで行ったことがある。
あの時は、死んだなって本気で思った。
同時期に所有していた「シビック RS(SB1)」ともども、忌々しい毎年車検の真っただ中であった。
毎年毎年クルマとバイクの車検代を払っていた、若かったボクには非常に厳しかったが稼ぎを殆ど注ぎ込める素敵な時期でもあった。
他の趣味も彼女も居なかったので、きっと生きていけたのだろうwww
毎年車検という悪政はいつの間にか消えた、13年超の重課税もいつの間にか消えるんだろうねきっと。
走った後は真っ白な煙が残り、煙幕マシンと言われツーリングでは必ず最後尾を走らされました。

コイツとは6年付き合いました。
この手のバイクにプレミア付ける業者がちらほら出てきて、修理代が高額になってお別れすることになった。
そこそこ走れるうちに、下取りに出すことを決めお別れしました。
この時期から、旧車を使ってボロ儲けしようと暗躍するブローカーが嫌いになった。

350SSを下取りに出し、手に入れたのがコイツ。

ホンダ MVX250F

MVX250F.jpg

砕蔵のバイク歴で、コイツとの付き合いが一番長く最後の愛車となった最愛のマシン。
選んだ理由は前途の通り「バイク=2スト」であること、車検の無い250ccであること。
しかも4サイクルのHONDAが、初めて世の中に問うた2サイクルエンジン搭載のオンロードモデルなのだ!
しかも、コイツも前車同様3気筒マシンです。
ホンダはV型エンジンが得意で、現行での人気マシンにVT250やNS250があった。
90°V型2気筒は普通で当たり前、ところがコイツは同じ90°V型ですが3気筒という変則スペックで超魅力的♪
尚且つ「欠陥車」とか後方の1気筒がめちゃ焼き付き易いとかで不人気、非常に安かった。
実際、下取り車の代金でおつりが来ました。
安価に手に入れ、車検も無くなって非常にお財布に優しいマシンです。
スペック的には40psで軽量な車体で、決して現行高性能マシンに劣っているとは思えませんでした。
レーサーレプリカ全盛でしたが、フルカウルのマシンに覆いかぶさって乗るスタイルは好きではなかった。
初期型VTに似たスタイルも好みで、地味なビキニカウルは寧ろ好みでした。
メーター類がフレームマウントのレーサーレプリカに比べ、全てハンドルに付いていることは弱点でしたがバイクはハンドル切って曲がるのではないのでまぁ大した問題ではないし。
2ストの軽快な心臓と、VTの高性能パーツを併せ持った優等生だったのに世間に認められなかったかわいそうな子である。
フロントのエアサスと16インチは相性が良く、コーナーリングは実に軽快でした。
インボードディスクブレーキは効きもナチュラルでしたし、リアのプロリンクサスはボクには目新しくホンダのバイクって凄いなって思った。
ブーメランスポークのホイールもかっこよかった、歪みやすいらしいけどね。
350SSに比べて新しかったので、部品の心配が無くなった。
そのせいかどうかは判りませんが、この頃はよく転びました。
スズキからより高性能な2ストマシン「RG250γ」が発売されて、周囲に乗っている人が沢山居た。
カワサキからも「KR250」が発売され、250ccのてっぺんは45psマシンとなったのである。
我が愛車を軽視する輩も多く、そういった連中をオイルまみれの白煙をお見舞いするためにスロットルを開ける日々が続いた。
当然転倒する機会も増え、バックパックにはガムテープが必需品となった。
通勤途中で転倒し、その場でガムテープでカウル類を補修し出社する日が続く。
不思議と大怪我をすることは無かった、転び方は上手だったのかも知れない。
ガムテープだらけのMVXが地下駐輪場に居て、いつの間にか綺麗に復活しあくる日にはまたガムテープまみれ・・・。
私の職場ではいつの間にかMVXの事を、「上野のゾンビバイク」と皆が囁くようになっていた。
いつの間にか笑われなくなったのは、MVXの認知度がどんどん低くなっていったからなのかも知れません。
実際、コイツは自分にピッタリ合っていた。
乗っていて楽しかった、加速もハンドリングもリズムが好みだった。
排気は前車同様煙が多かった、オイル混入率が高く後方への影響は驚異的でしたが。
コイツでも沢山ツーリングに行った、350SSより10kg以上軽かったので運転も楽だった。
人が自由に操れるバイクの重量は、自分の体重の3倍までというのを聞いたことがある。
350SSでは重すぎるのだ、この辺もMVXが気に入る根拠だったのかもしれない。
ツーリングは楽しかったが、走るのはいつも最後尾が定位置でした。
一度だけ、高速を走っているときツーリングリーダーが「好きに走れ」とメンバーに合図を出したことがある。
リーダーはエリミネータ、メンバーはCBRとFZRにFXRとかが多かった。
みんな若かったので、一気に全開走行モードに移行した。
ボクも当然、全開走行だ。
二つ先のパーキングまでとのことだったが、トップに躍り出たボクをエリミネータが必死(鬼の形相)で追い抜き制した。
そのまま定位置の最後尾へ固定され、パーキングへ入る。
そこでツナギを着ていたリーダーは、「コレ見ろ、高価なツナギがオイルまみれだ!」と笑いながら怒っていたwww
そんなことがあっても、特に仲間外れにされること無く楽しいバイク生活を送っていた。
転勤してつるんで走ることが無くなっても、MVXは所有し続けました。
しかし左手の握力の低下に伴い、長時間の乗車はクラッチを切れなくなるようになった。
バイクは走りだしてしまえば、クラッチ切らなくともギアなんて入る。
暫くはだましだまし乗っていたが、やはり信号待ちなどあればクラッチは必要で無理であることを痛感した。
ナンバー切って所有し続けることも考えたが、それを知ってかどうか知らないが今まで一度も不機嫌になったことが無いエンジンが焼付いた。
こうして7年とちょっと付き合ったMVXと別れ、それ以降一切バイクには乗っていませんでした。

ボクの生活に、バイクは無くてはならないものだったのですが変われば変わるものである。
気が付いたら、全く乗らずに20年も過ぎていたんですね。
いま考えても、本当に楽しかった。
バイクはクルマと違って、生活臭が無いんですよね。
存在自体が趣味100%っていうか、突っ張ってるっていうか。
道楽の極みって感じるのは、ボクだけですかね?

本当に久しぶりに、またバイクが欲しくなっちゃったな。
今度乗るならやっぱりマルチですね、セルでエンジン掛かる4ストがイイ。
そんで乗るならやっぱり、前々から何度か書いてるコイツですね。

ホンダ VT250FC

VT250F (1).jpg

いとしいMVXと同じ外観で、セル付きの4ストで排気ガスもオイル臭くない。
足回りのメカニズムはMVXと同様で、ハンドリングも期待できる。
ポジションも楽なこのタイプのバイク、絶対貴重ですよ。

VT250F (2).jpg

古いバイクになるので、程度の良いものにはきっと出会うことは無いと思う。
だから当然、ボクが再びバイクを所有することは無いのだろう。

でも妄想するだけでも、結構楽しかった。

ひとまず、怪獣がセカンドステージ行きたいって言い出すのを待つことにする。

先日上野に行ったら、すっかりバイクの影は消えていたよココドコ?(´・ω・`)
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