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お別れ [日常]

関東は好天の連休でしたね砕蔵ですコンバンハ(´・ω・`)

先日、大変お世話になった方とのお別れをしてきました。

IMG_0808.JPG

最後に言葉を交わしてから、もう7年も経っていたんですね。

仕事が分社の混乱の中、私はいくつもの仕事を抱え飽和状態が続いていた。
くだらない政治家の気まぐれで、ボクは持っていた全ての特権を失ったうえ常に需要の変わるお客さまへの対応と山のような業務に追われていた。
何時崩れてもおかしくない僅かばかりの足場の上で、必死に日々を送っていた。
そんな時に、期間雇用として来てくれた人です。
穏やかな方で、非常に色々な事に気が付く方でした。
大変多くの部分で力を発揮していただき、当時のボクは折れずに済んだ。
コンプライアンスすれすれの仕事をしながら、道を踏み外さなかったことには幾ら感謝しても足りない。

分社の煽りで7年前に他会社への出向が決まった私を、その方は最後まで心配してくれました。
私の相方も同じ地域で同様の仕事をしていた関係で、その方と話をする機会は多かったそうです。
電話に出たその方は、必ず私のことを聞いてきたそうです。
元気にしているか、いつも気を使っていただいていた。

私は未知の仕事を前に、日々いっぱいいっぱいの生活が続き連絡をすることも出来なかった。
たまに相方からその人の話を聞き、元気にしているんだくらいに受け取っていた。

そのうちに相方も職場が変わり、その方の話を聞くことは無くなっていた。

今年度にやっと、地域は違えど私は元の仕事に戻った。
不透明だった仕事から解放され、やっと色々な縛りも消えこれからと言う時。
先日、突然の訃報。

お亡くなりになりました。

連絡をくれたのは、当時から唯一残っていた旧職場の方でした。
永く体調を崩されていたそうですが、癌であったことは職場にも知らせていなかったそうです。
葬儀も家族のみでひっそりと行われ、職場への連絡は全てが終わった後だったそうです。
連絡をくれた方も、驚いていました。
そんなに悪かったとは、思っても居なかったそうです。

周りにとても気を遣う方でした、心配を掛けたくなかったのでしょう。
突然のお別れとなってしまいました、私も言葉が出ませんでした。

ボクが苦しかった時、ボクのすぐ横で毎日助けてくれました。
それなのにボクは、その人が苦しいときにはそばに居る事が出来なかった。
お別れの会でご主人から聞かされた話で、症状はかなり重かったと知りました。
年が明けてからは、本当に大変な毎日だったそうです。
何も知らず、何もできなかったことに酷く後悔した。

会にはとても沢山の人が訪れていて、その方のお人柄が伺えます。
ご霊前の写真は、清潔感がありとても穏やかです。
写真の前に立ち、ボクは話しきれない感謝を告げた。
旧職場の方が中心の会場で、顔を出しづらかったボクは時間ぎりぎりに会場入りした。
最後に花を供え、長々と写真の前に立つ。

人(私)は、あまりに無力だ。
恩返し一つ、満足に出来ない。

人には平等に一つ、命が与えられます。
しかし、与えられた時間は決して平等ではない。
あまりに早すぎると、神様が居るなら恨み言の一つも言いたい。

神様はいい人を、早く自分の所に連れて行くという話を聞いたことがある。
いい人であったことは、間違いないのではあるが・・・。

もしボクが隣に居たなら、ボクには相談してくれただろうか・・・?
そんな質問を写真に向かって問うてみても、答えは当然返ってこない。
そんなの決まっている、ボクに心配させるようなことはきっとしないだろう。
ボクは特別な人間ではない、当たり前のことだ。

本当にありがとうございました。
心からご冥福をお祈り申し上げます。

怪獣も連休中は入院、ボクは再び折れそうになる気持ちをどう奮い立たせれば良いのか。

今日いっぱいはどん底の気持ちに溺れ、明日からはまた出来ることに全力で取り組んでいこうと思います。
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タイラー

お悔やみ申し上げます。

砕蔵さんの文面からその方と過ごした景色が見えるようでした。

人に迷惑をかけない気持ちから
家族葬などですべてを終えた後に
知らせが来ることも多くなりがちですよね。

それはそれで
残された人の悲しみの行き場も
行方不明になってしまいます。

しばらくは辛いですよね・・・。

これだけ想ってくれる
語ってくれる人がいる。
とてもその方が羨ましくもあります。

胸を張って前を向いて
現世に残された我々は
故人に笑われないように頑張るしかないのでしょう。

頑張りましょう。

元気出して下さい。応援しています。
by タイラー (2017-03-23 20:41) 

砕蔵

タイラーさん、コメントありがとうございます。
本当に突然の事で、悩んだり悲しんだりする暇も有りませんでした。
寝耳に水って、こういう事なんでしょうね。
式に出席して、家に戻ってからやっと悲しみが込み上げてきました。
本当にボクは、自分の事にいっぱいいっぱいで周りを見ていませんでした。
縁ある方への小まめな連絡さえ怠らなければ、こんな事にはならないんでしょうね。
思い出は大切に、出来ることを一生懸命にですね。

ありがとう、また頑張ります。
ボクももう、一人ではないですからね。
by 砕蔵 (2017-03-23 22:16) 

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